始めに現在の借金の残額と取引期間を聞かれました。現在の状況は
A社(信販会社) 50万円(約7年間) B社(信販会社) 50万円(約7年間)
C社(消費者金融)100万円(約8年間) D社(消費者金融) 50万円(約6年間)
E社(消費者金融) 30万円(約5年間) F社(消費者金融) 20万円(約5年間) |
このような状況でした。これを見た司法書士さんは「任意整理」をしてみてはどうかということでした。「任意整理」という言葉を知らなかったYさんは、その説明を受け、依頼することにしました。簡単に言うと、利息を約18%以上とることは法律で禁止されているため、取引当初から利率を18%として、計算し直し、その金額を3年間かけて返済していくということでした。その計算により、
A社 5万円/B社 3万円/C社 10万円/D社 12万円/E社 10万円/F社 5万円 |
この金額まで借金の額を減額することができました。この合計額約45万円を返済すれば、全ての借金がなくなることになるのです。そして、両親に正直に話をし、両親が45万円を貸してくれることになり、一括で6社全てに返済しました。また、一括返済したため、若干のさらなる減額をしていただいたおかげで、最終的に支払った金額は約40万円で済みました。
あれだけ苦しめられた借金が、あっという間になくなってしまい、精神的にもずっと楽になりました。その後、司法書士さんから「借金もなくなったのだから、これからもずっと一緒にいる人に隠し事はしない方がいいのではないですか?ずっと胸に何かつかえたまま過ごすことになってしまいますよ。」というアドバイスを頂き、正直にご主人に全て話をしました。すると、ご主人はYさんを叱りました。しかし、それは借金をしていたことにではなく、自分を頼らなかった、自分を信じてくれなかったことに怒ったのでした。 |