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Wさんの借金の状況

 鎌倉市在住のWさん(65歳)は、奥さんもおり、子供も独立したため、5年前の定年を契機に事業を立ち上げました。始めは業績もよく、このまま会社が大きくなっていくだろうと思っていた矢先に、日本経済の景気の影響を受け、取引先が倒産したことにより、連鎖倒産することになってしまいました。この時、会社の保証人になっていたことから、国民生活金融公庫に対する2000万円ほどの借金が残ることになってしまいました。

 倒産後、すぐに取引先の社長だった人から声をかけていただき、その会社でお世話になることにしました。毎月、給料からギリギリの生活費を除いた全てを借金の返済に廻していたため、何か緊急にお金が必要な時などには、消費者金融から少額だったのですが、借り入れや返済を繰り返すようになってしまいました。このような状況が続いたこともあって、初めにあった国民生活金融公庫に対する2000万円の借金の他に、消費者金融などから計500万円の借り入れをしてしまっていたのです。消費者金融は国民生活金融公庫とは違い、厳しい取立てをしてきました。毎日のように、家や勤務先まで取り立てにきては、会社の社長にまで、代わりに払えと言ってくるようなこともありました。

 こんなことが続いたため、Wさんは会社を辞めなければいけなくなってしまいました。収入が無くなり、年齢から再就職することもできない状況に絶望し、Wさんは死んで詫びるしかないと考え、自殺を決意しました。Wさんは自分が生まれ育った地に戻り、大好きだった場所で1日を過ごし、日が落ちたことを見計らって、持ってきた致死量にいたる薬を飲み干しました。徐々に薬の効果が現れ、頭に激痛が走り、意識が遠のいていくのが分かったそうです。しかし、しばらくするとものすごい吐き気に襲われ、全てを吐いてしまったのです。朝まで吐き続けたWさんは結局死ぬことができませんでした。意識が朦朧とする中で、奥さんや息子さんや会社の社長さんが探し出してくれ、すぐに病院に担ぎ込まれました。意識が戻ったのは2日後の朝でした。後で聞いた話によると、妻がずっと手を握り、Wさんを見守っていてくれたそうです。そして、退院と同時に、会社の社長の紹介で司法書士さんの事務所に相談に行くことになりました。

 

借金の相談・解決方法

 はじめに司法書士さんに「自己破産」するしかないと言われた時には、頭が真っ白になり、「自己破産」するなんていうのは人生の恥だと拒否しました。しかし、会社の社長や妻や息子達の説得もあり、渋々「自己破産」の手続きを取ることにしました。「自己破産」の手続きがどれほど厳しく、大変なものかと思っていましたが、思った以上にあっさりと手続きは完了しました。そして、司法書士さんからの「Wさんは死のうと思ってもできなかったのはなぜか分かりますか?それはWさんにはまだまだこの世でやり残したことがあるからですよ。そして、Wさんの大好きな生まれ育った土地が生きる力をくれたのですよ。」という言葉に、涙が止まらなかったそうです。

 

Wさんその後

 Wさんは現在、年金生活をなさっております。今までずっと仕事一筋でやってきたWさんは、新しい生きがいを見つけられました。それは、Wさんを心配した息子夫婦が同居してくれているため、毎日、お孫さんの面倒をみることが新しい生きがいになっているそうです。休日にはお孫さんを連れ、一緒になって遊び、運動会などではお孫さんよりも張り切って、前日から準備を始めているそうです。もしかしたら、Wさんのやり残したこととは、これからずっとお孫さんの成長を見守っていくことだったのかもしれませんね。

 

 

 

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