横浜に在住のMさん(30歳)は、実家である福岡県から5年前に上京してきました。始めは仕事も順調で、生活にも若干の余裕があったため、充実していた毎日を送っていました。
それが、3年前に突然、会社の業績が上がらないことを理由に解雇されてしまったのです。実家に帰るわけにもいかず、無職の日々が続きました。若干の貯金があったため、初めの1,2ヶ月は、その貯金を取り崩しながらギリギリの生活をしていました。しかし、それも長くは続かず、知り合いもほとんどいないため、援助してもらうこともできず、ついに、テレビのCMでよく見ていた消費者金融から20万円を借りることにしました。
この後、再就職するまでに約半年以上かかり、それまでに6社からの借り入れを行い、結果として200万円の借金が残ってしまったのです。Mさんは再就職もでき、これから節約した生活をしていけば大丈夫だと考えていたのですが、給料は月に手取りで18万円ほどしかなく、そのうち返済に廻さなければいけない額が12〜13万円もあり、生活をしていくために、再び消費者金融から借り入れをしなければならない状況に陥ってしまったのです。
その後は、すごい勢いで借金の額が膨らみ、気がつけば総額約500万円になっており、毎月の返済は20〜22万円にもなっていたのです。この頃に、返済と借入れを繰り返し、催促の電話も鳴り止まなくなりました。 |